カツオが3歳のころ、それはそれは指吸い(指しゃぶり)魔で、本当に苦労しました。
赤ちゃんのころは、赤ちゃんらしくて
「カワイイなー」なんて見ていたおしゃぶりが、見るたびに
(イライラ!)
に変わってしまったのです。
勝手な話なのですが、指しゃぶりって年齢が大きくなるほど弊害が多くて、親にとっては心配の種になるのです。
代表的なもので言えば
- 歯並びが悪くなる。(出っ歯になる)
- 言葉の発音に影響がでる(舌足らずな話し方)
- 病気をもらいやすくなる
- 虫歯になりやすくなる
などなど、「指しゃぶり 弊害」などで検索すれば、詳しくわかると思います。
カツオは3歳から保育園に通っていたこともあり、病気に関しては特に神経質になっていました。
手洗い。うがいが基本なのに、指を吸ってちゃ意味ないやん。。となり、
インフルエンザやノロの季節なんかは、恐怖で
「病気もらっちゃうよ!」ムキー!
と半ば怒り気味で(いや完全に怒ってたかも)注意したことも何度もあります。
やめられない理由は愛情不足?
「子供 指しゃぶり やめられない」と何度も検索していろんなページを読みました。
指しゃぶりは親の愛情不足
精神安定剤のようなもの
なんてよく書かれており、
「無理にやめさせようとせず、愛情をたっぷりあげて安心させてあげてください。」
と大体書いてある。
でも、4歳、5歳と続けていたら、やめづらくなるだろうし
年長さんが指しゃぶりしている姿をみると正直
「・・・・・」
となります。
見てはいけないものを見たような気分というか。
なので、多少可哀想でもなんとか早くやめさせてあげたい。
4歳までにやめよう。という目標を勝手に掲げ、指しゃぶりとの戦いが始まったのです。
指しゃぶりをやめさせる方法を探す
ネットで検索すれば、同じように悩んでいるお母さんはとっても多くていろいろ試しました。
その1絆創膏を貼る
お気に入りの絆創膏を貼れば、喜んで気がつけば吸わなくなったという情報。
結果
✖️ 効果なし
その2家族以外の人に「恥ずかしいよー」などと言ってもらう
ご近所さんや、子供が懐いている第3者から言われると「恥ずかしい」となってやめたとい情報
結果
✖️ 効果なし
その3寝ている時に包帯や専用の手袋をする
日中はほとんどしなくなり、寝る前だけになった頃に試しました。
専用の商品もあったのですが、我が家ではハンカチで応用しチャレンジ。
結果
△ 最初は効果あり
すぐにハンカチを解いて突破されました。
専用の商品であれば取れる事もなく成功したかもしれません。
手作りされている方もいますね。
ハンカチじゃ、ダメですよね。そりゃ。
その4寝ている間にそっと指を外す
夜だけなら、入眠の際は目をつぶり、寝付いたらそっと外す。という方法。
結果
✖️ 効果なし
指が外れるとすぐ気づいてすぐ吸っちゃう。という強烈な子には厳しい方法。
その5別の方法で安心させる
一種の癖なので、指しゃぶりを別の方法に置き換えるという方法。
手を繋いで寝る とか
耳たぶを触らせるとか
人形やハンカチを渡す とか
結果
✖️ 効果なし
大泣き。「手を離せー!!」と拒絶されました。
その6やめないと〇〇になっちゃうよーと話して聞かせる
指をずっと吸ってたら、指溶けてなくなっちゃうよー
とマヌケな嘘をいってみました。
これは脅しですね。ダメなやつです。
結果
✖️ もちろん効果なし
女の子だと、アイドルやプリンセスになれないよーとか子供が憧れてるものを引き合いに出すのが効果あるそう。
その7手に何か塗る
わさびを塗る、からしを塗る、なんて昔はしていたようですが、布団につくのも嫌だし、目をこすって目に入ったら大変ですよね。
今は専用の商品が色々あるので、試して見ました。
チュチュベビー CB チュチュBYEBYEスキンクリーム 10g
お求めやすかったので、まずはこちらでチャレンジ。
結果
✖️ 効果なし
初めは「苦いー!」といってたので「おや!効果あるかもー」なんて思ったのもつかの間。
何度塗っても「平気やでー(自慢げ)」とチュッチュッチュ…
ツワモノめ。。。賢者には敵なしか
MAVALA マヴァラ バイターストップ 10ml
最後の砦というキャッチフレーズがぴったりのこちら。もう失敗は許されない。
これ、キョーレツに苦いんです。
それもそのはず、商品レビューを見ていると大人でも使っている人いるくらい。(爪噛む癖の人とか)
私も間違って子供の手が口に入った時、「ギャー」ってなりました。
その気になる成分は
お子様などが誤って飲んでしまうのを防ぐ為の苦味剤で、実際に子供向けおもちゃなどに使用されている実績があり、健康には問題ない成分
だそう。この辺りは信じるしかない。疑ってたら使えないもの。
対象年齢は4歳からとあります。
子どもはママから食べさせてもらえるものは安全でおいしいと感じます。また食べ物の好き嫌いがはっきりしてきて、味覚が形成されるのは4歳前後と言われています。
まだ味覚が未発達な段階で「苦いもの」を与えると、それを美味しいと感じてしまう場合があります。それが「4歳以上推奨」にしている理由の1つです。
カツオはフライングで3歳からの使用でしたが、苦いのはしっかり感じてくれてましたので問題ないかと。
結果
◉ 効果あり
「ずっと指を吸ってたら、指がだんだん苦くなってくよー」とこれまた脅し。
もちろん、そんな脅しでひるむような男ではない。奴は賢者なのだ。
寝ている間に、ソーっとヌリヌリ…
夜中…「ギャー!!!! 苦い〜!!! ワーン!!!」
大号泣。。。
やりすぎたか、、、これじゃ寝れなくって苦労が増えただけやん…と思いましたが
時間はかかったものの、シクシクしながら寝てくれました。
あぁ可哀想。。。ひどい母親だ。。。
でもこのまま辞めれるかも??と希望をもったのもつかの間。(2週間くらい)
攻略しているではないか!!
あんなにクソ苦いのに、舐めてる!吸ってる!!
最後の手段を奪われた母は、諦めとともに敗北感と息子への尊敬にも似た感情を胸にしまい
静かに目を閉じるのであった。
ちなみにこのマニキュアタイプの商品、日本製の商品もありますよ。(昔はなかった)
こちらの方が安心感があって試しやすいですね。オーガニックとありますし。
賢者でなければちゃんと効果はあると思いますのでぜひお試しあれ。
その8「◯◯◯までにバイバイしようね。やめようね。」と言い聞かす
子供にとって予定をあらかじめ説明し繰り替えし話ておくと、心の準備ができて安心するらしい。
幼稚園に行くまでに とか
◯歳のお誕生日でやめる とか
結果
◉ 効果あり
最後の砦「バイターストップ」でもやめれなかった彼に最後にとどめを刺したのはあんまり信用していなかったこの方法でした。
そんな、ただプランを立てるだけで、あのおしゃぶり賢者がやめれるものか、ヘン! とか思っていたのに。
カツオは3歳後半くらいから「4歳までにやめようね」と繰り返し話していて、4歳になったとき本当にやめてくれました。
この頃には、日中の指しゃぶりはほとんどなく、入眠の際の時々だけだったし、ほとんどやめれていたのですが、
一切しなくなったのは4歳になったという時でした。
「4歳になったからやめるねん」
とな。
お母さん、信じてなかったよ。
ごめんね。
有言実行するなんて君は素晴らしいよ。
とめでたく指しゃぶり卒業となったのです。
パチパチ!
ちなみに、バイターストップは2本買いました。
途中でベッドでこぼしたり、粘度が高くなったりして使えなくなったので。
この商品、リピートするって時点でそうとうやばいですよね。
卒業から1年。その後
もうすぐ5歳になるカツオ。
ある時、指しゃぶりしているお友達をみながら
私「昔指しゃぶりしてたねー。やめれてよかったねー」ニコニコ
なんて会話をすると
カツオ「ほんとは今でもしたいねんで。」ポツリ。
とな。
なんて可愛くて健気なヤツのなのだ。
とめちゃくちゃ抱きしめたくなりました。