沖縄西表島へ赤ちゃん連れ家族旅行!
こどもと楽しむ観光編

8月の終わりに、子供3人をつれて沖縄の西表島へ4泊6日の家族旅行に行ってきました!
3人目が生まれてから、キャンプや近場への旅行は何度か行っていたももの、飛行機をつかった遠出の大きな旅行は初めて!子供3人分の荷物や、1歳の赤ちゃん連れの飛行機、しかも離島という中々ハードルの多いドキドキの旅行となりましたが、なんとか無事帰ってこれましたので、大変だったことや、後悔したこと、次はこうしたい!などなど参考になればと思い、レポートしたいと思います。

5人家族の荷物の準備編はこちらから
ホテル編 in 星野リゾート 西表島はこちらから

今回は西表島での観光についてレポートしたいと思います。
正直、沖縄本島や石垣などと違い、西表島の観光は幼児連れにはやや難易度が高く、やれることが限られた中ではありましたが、リゾートとはまた違った楽しみ方ができました。

西表島が好き、行ってみたいけど、赤ちゃん連れってどうなの?と気になる方もいると思うので、1歳児を連れたわが家の西表島観光をレポートしたいと思います。

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西表島は赤ちゃん・幼児連れにはおすすめしない!?難易度が高いと感じた理由

そもそも島に行くまでに時間がかかる

西表島までのアクセスは飛行機ではなく、石垣からの船で渡ることになります。
なので、まずは石垣を目指さなければならないのですが、石垣までの直行便が取れなかった場合、那覇での乗り継ぎが発生します。当たり前ですが、乗り継ぎだと直行便より余計に時間がかかるし、繁忙期では乗り継ぎがすぐに出来ず那覇での待ち時間が発生することもあります。

待ち時間・・・幼児連れにはめちゃくちゃハードルが高いワードですよね。

なので、できれば早めに計画して直行便が取れるようにした方が絶対よいです。(わが家は旅行が決まるのがいつも2週間前くらいなので、取れない事が多いです;)

ようやく石垣についたと思ったら、今度は船!
乗船時間は約1時間・・・

いわゆる連絡船的な高速船に1時間ですよ。
結構揺れるし、外に座れば会話はエンジンの音で掻き消され、無・・・

最初は楽しんで景色を見ながらワイワイしているのですが、すぐ飽きてぐずぐずし始めます。この時間にうまく昼寝が重なればラッキー。船の揺れでうまく寝てくれる事もあります。

お菓子やなんやで騙し騙ししつつ、ようやく西表島に到着するのです。

正直、遠い。分かっていたけどやっぱり遠いんです。
到着直後は正直「やめときゃよかった」と思いましたよ。わたしゃ。

西表島にいくにはとにかくこのアクセスだけで、子連れにはハードルが高いわけです。

アクティビティが主役の島である

西表島で観光といえばやっぱりアクティビティが主役なのかなと思います。幼児と過ごすプランを色々考えたり調べてみましたが、1-2歳で参加できるアクティビティは少なくて、まあまあ高額な料金を払ってまで参加したいものではないなーと思うものばかり。

子供と一緒にアウトドアを楽しめるのはせめて4歳くらいにはならないと難しいかなと思います。それくらいにならないと、トイレや昼寝問題もあるから、結果的に親が大変なだけで楽しめないような気がします。

もしもの病気や怪我の時に離島は不安

西表島に診療所は2箇所だけ。あくまでも診療所なので受けられる医療は限られてくるかと思うので、西表島に限らず離島に旅行に行く時は満足のいく医療を受けられない可能性がある事を覚悟していく必要があります。

ただの発熱くらいならなんとかなりますが事故や怪我は怖いです。
小さい子供を連れて「もしも」が起こった時、大人ではなんともない事が重篤な事態になってしまう事もあるかと思うので、下調べをしっかりして、備えを十分にして、なるべくリスクヘッジして、あとは祈るのみ!

そういう意味でも、ある程度体力がついた年齢になってからの方がやっぱり安心ですね。

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とはいえ、幼児や赤ちゃんを連れても楽しめる西表島

おすすめしない理由はあるけれど、とはいえ、わが家のように兄弟の年齢性差があって、上の子にアクティビティを経験させたいとか、親が西表大好き!っていう場合など(ただの親都合・・・)行きたい場合もあると思うので、たった2回だけですが、1歳児を連れて行ってみた、赤ちゃん連れにもおすすめできる西表を紹介します。

観光の定番!由布島で水牛車に乗ってのんびり

西表島から水牛車で約15分でつく亜熱帯の楽園といわれる由布島。
周囲が2キロほどの小さな島で、西表島からは水牛車に乗って移動します。ガイドさんが奏でる唄三線の音色を聴きながらゆったりと水牛車を楽しめるので、「ザ・沖縄」をめちゃくちゃ感じられるスポットでとっても気持ちがいいですよ。


島全体が亜熱帯植物園になってるので、散歩しながら珍しい植物をたくさん観察することができます。果樹園や動物園、レストランも併設されているから、子供も飽きずに楽しめることができるかと思います。所要時間は1−2時間ほど。
ベビーカーは水牛車に乗せれないと思うし島内も砂利道なので抱っこ紐で。

ただし、7−8月の真夏のシーズンは要注意!というかオススメしません!
亜熱帯と言われるだけあって、西表島より熱が籠るのかなんなのか、めちゃくちゃ暑いです!!
わが家がいったのは8月の下旬でしたが、うだる暑さで、子供達はヘトヘト。
行き帰りの水牛車の時だけ元気でしたが、多分もう二度と行きたがらないと思います。笑

水分と、帽子はもちろん、日傘必須!
もう、全員Tシャツからズボンまで汗でビチャビチャになるくらい暑かったです・・・

とってもいい場所なので、行かないのはもったいない。
だけど、行くならちょっと涼しくなったころが絶対いいと思います!

レンタサイクルでのんびり島巡り

上の子達はカヌーのアクティビティに出かける事が決まっていたので、私とタラちゃん(1)はホテルでのんびりしつつ、少しだけ近所にサイクリングにでかける事にしました。

今回宿泊した星野リゾート 西表島ホテルではレンタサイクルが借りれたので、島巡りをすることにしました。子供のせタイプが台数限定で借りられるので、レンタルの際は早めに予約してキープすることをおすすめします。

ホテルについてのレビュー記事はこちらから↓

4時間1,500円 でレンタルできるので、周辺をぶらぶらするには十分。
シュノーケルセットを担いでレンタサイクルで走っている人もいたので、ホテルの近所のビーチなら車がなくても気軽に行けていいですね。

どこにいこうか周辺を調べてみたら、宇那利崎という展望台があったので、そこを目指すことにしました。あと、西表にはパインやグァバなどのフルーツの無人販売所がいろんなところにあるので、その辺も寄り道しながらブラブラしてみる事にしました。

電動自転車だったので、坂道だらけの島も無敵!

星砂の浜という有名なビーチにも少しだけ寄ってみる。
遠浅で、引き潮の際は沖にある小さい島?の方にも行けるので、小さい子をつれたシュノーケリングにぴったりの場所です。

フルーツの無人販売所にも立ち寄って、パインとグァバを購入。

スーパー川満で休憩して、帰りにスーパー八重も偵察。旅行先のスーパー大好き。

アイスとか、バイン棒とか買って、ホテルに戻って、だいたい10kmくらいでした!
暑かったけど、時々日陰で休憩しつつ、パイン畑をみたりして、のんびり走ったのでとっても楽しかったです。

タラちゃんも自転車の揺れが心地よかったのか、寝てたり終始ご機嫌だったのでよかったです。
暑さ対策、日焼け対策さえしっかりすれば、こどもと一緒に西表の自然を感じながら楽しめるので、サイクリングはとってもおすすめですよ。

宿泊先にレンタルサイクルがあるかも、宿予約の際に要チェックするといいと思います。

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ホテルから歩いて行けるビーチでまったり

レンタサイクルの後は、ホテルでお昼寝の後にビーチをお散歩。
ビーチが目の前のホテルであれば、すぐにお散歩に行けるので幼児連れでも楽ちんです。100均などに売ってる小さめのお砂場セットも一緒に持っていけば、子供が遊んでいるのを見ながらママものんびり過ごす事ができますよ。

夕方だと日差しも弱まって、赤ちゃんが遊ぶにはちょうどいい感じです。
お酒でもコーヒーでも、何か飲み物を持っていけば、素敵なサンセットタイムを過ごすことができますよ。

秘境 イダの浜で海遊び

同じ西表島でも、船に乗らないと辿り着けないというビーチ「イダの浜」。
陸路がなく、船で行くしかないのでアクセスは無茶苦茶悪いですが、その分観光客も少なく、西表一番と言われる綺麗でプライベート感たっぷりのビーチがあるんです。

白浜港より定期船に乗り、約10分で集落到着。そこからちょっと山道に入って歩くとビーチに到着します。ベビーカーは無理です。

ビーチは遠浅で小さい子でも安心して遊ばせてあげられます。
ただし、涼めるような日陰がほとんどないので、じっとしている赤ちゃんには日傘や大きめのパラソル、簡易テントなどがある方が安心かもしれません。

写真が下手すぎて綺麗さが伝わらない・・
ビーチはうち以外、もう1家族だけでした!

上の子達はここでシュノーケル。
人が少なくて静かだし、西表の秘境感もあって、いい時間を過ごす事ができました。

帰りの船の時間だけは気をつけないと、島に取り残されてしまいます。(時間にルーズなので、やりがち)

予約不要! 仲間川と浦内川のクルージングで自然を満喫

初めての西表島ならぜひおすすめしたい、というか鉄板の観光が、遊覧船でのクルージング。
アクティビティにはまだ参加できない幼児・赤ちゃん連れにぴったりな観光です。日本最大のマングローブ林をのんびり船から見学できる遊覧船で、年齢制限もないので家族みんなで体験できます。西表には仲間川のマングローブクルーズと浦内川のジャングルクルーズの2つが体験できます。

クルーズで一番おすすめしたいポイントは予約が必要ないという事

アクティビティやツアーって予約が必要で、キャンセル料もかかるところもあります。子供連れの旅行って、ちょっと体調が悪い・・とか、準備してたら時間がなくなっちゃった!とかトラブルがつきものなので、できればフレキシブルに観光できる方が嬉しいんですよね。
予約必要なし・キャンセル料なしっていうのは子連れにはとっても大事なポイントだと思います。

所要時間は仲間川で約70分、浦内川で乗船のみなら約60分程なので、しっかり西表島の大自然を楽しむ事ができますよ。子供が成長したら、次はここをカヌーでみんなで行こうね、なんていう未来の話も飛び出して、とってもいい思い出になりました。

のんびり気軽に楽しむなら仲間川マングローブクルーズ

日本最大のマングローブ林をのんびり船から見学できます。 西表島・大原港から出発するツアーなのでアクセスも便利。乗船のみので歩かないコースと、ガイドさんと歩く見学コースもあるので家族の体力や時間に合わせて選べるからいいですね。

口コミでガイドさんの説明が面白いと評判のようですので、体力と時間のある方は見学コースがおすすめかと思います。というのも、やっぱり見るだけよりガイドさんの説明がある方が西表の魅力がより深く分かるし記憶にも残るんですよね。違う場所で同じ植物や景色を見た時に、「あ、あれって〇〇だよね」とか話せて、旅行をより濃く楽しめると思います。

潮の干満により運航時刻は毎日変更され、運航できない時間帯もあるそうなので運航時間は事前確認が必要なようです。(ちなみに満潮時だと上流まで船で遡ることができるので、満喫したい方はしっかり下調べを!)

体力のある人は、浦内川ジャングルクルーズがおすすめ!

わが家は昔、カツオが1歳の時に浦内川ジャングルクルーズを体験しました。
浦内川ジャングルクルーズでも、乗船のみと、トレッキングコースがあるので同じく好きに選べるのですが、大きな違いは滝が見れるという事。

カヌーはできないけど、マリユドゥの滝やカンビレーの滝は見てみたい人や、体力には自信があるし、船だけでは味気ないからちょっと歩いて西表の大自然を堪能したい!という人にはこちらのクルージングをお勧めします。

途中足元が悪い場所が少しあったものの、赤ちゃんを抱っこでも到達できました。
1歳はまだ軽いから行けたけど、2−3歳くらいが一番しんどいと思います!

軽装でいって後悔

展望台に行く道には階段もありますし、滑る箇所もあったので、しっかりした靴と、ジャングルっぽいところでは植物にかぶれることもあるそうなので、長袖などでしっかり装備していく事をおすすめします。


以上、幼児・赤ちゃん連れでも楽しめる西表島の観光の紹介でした!

初めに書いたように、移動からしてハードな旅行になったので、しばらく西表は下の子が成長するまでいいかな、、と思っていた私ですが、上の子供達にはインパクトが強く残ったようで、石垣や宮古島よりも、また行きたい!と話しています。

私もなんだかんだ大変だったけど、逆に濃い時間が過ごせた気もして、あぁ、また行きたいなという気持ちになってしまっています。(絶対大変やのに・・)
それもやっぱり西表の大自然の力がそうさせるだろうなぁ。

子供の年齢は要相談ですが、ぜひ、一度は行ってみて欲しい場所です。