前回、準備・持ち物編として、書いたこちらの記事。
妊娠中の管理入院生活、約2ヶ月間を綴ります|入院準備・持ち物編
もうすぐ、入院開始からはや1ヶ月となり、入院生活にも慣れてきたところ。
ですが!
慣れてきた=飽きてきた という事であり、不満もそれなりに出てきたところであります。
なんせ入院予定期間が2ヶ月なもんで。。。仕事がある時はいいのですが、仕事がない時はかなり時間を持て余しております。ベッドが真横にあるからついつい昼寝しちゃったり、スマホを見ながらだらっと過ごす事も多く、人生無駄にしてる感がすごい。。。勿体無い。。。とはいえ、大したものを持ってきてないから、やることがない。
1ヶ月経ってみて、せっかくのこの貴重な時間、もっと充実させなければ勿体無い!という焦りがでてきたとも言えます。
というわけで、入院中にできそうな事や、あったらいいなーなもの、生活に慣れて余裕が出てきたからこそ色々やりたい欲求が出てきましたので、こんなのあったらより充実するよーという物について書いてみたいと思います。
基本的な準備とは別に、プラスアルファ「あったらいいな」のモノなので、短期入院などの場合はあまり必要ないかと思います。^^;
今回の入院はコロナ禍の入院ですので、コンビニへの外出や、入院病棟のフロア外での移動ができない状態となっており、もちろん面会も禁止。
唯一許されているのは、週一回の看護師さんを通しての差し入れのみ。という条件下でのお話です。
長期入院を乗り切るための、自分を飽きさせないアイテム
なんといっても、入院生活の的は病気の次に「暇」と「飽き」だと思います。
私の場合、管理入院という名の入院で健康状態はいたって良好な場合、この2つの敵と戦うのみなのです。
入院から1ヶ月、敵との戦い方が徐々に見えてきましたので、攻略方法をみなさんにも共有してみたいと思います。
その1:食事に飽きないためのアイテム
病院内の食事は、小学校などと同じく、1ヶ月のメニューが決まっていて、朝昼晩、その予定通りに配膳されます。
うちの病院では平日のお昼ご飯だけは、事前に選択できるようになっていて、前の週に2パターンのメニューから選択したものが食べられます。
食事は唯一の楽しみ、みたいなところがあるので、飽きさせないためや楽しみを作ってくれる病院側の配慮を感じ、とても有り難いシステムだなと思うのですが、それでも、「されど病院食」なので、味は全体的に似ているし、料理方法も割りとパターン化されているため、やはり「飽き」はやってくるのです。
減塩やヘルシー志向なため、パンチがあるメニューが少なく、なんというか、メリハリがなくて、物足りないんですね。
朝食は特に、毎日パン・牛乳or飲むヨーグルト、果物 みたいな組み合わせのローテーション。
パンを焼いてみたり、焼かずに食べてみたりして、変化をつけてみますが、やはり1ヶ月もたつと飽きました。
全体的に味が薄いので、白米が進まないこともよくあります。
「ご飯がススむ、おかずが食べたい・・・」と何度思ったことか!
(甘辛いやつ!食べたい!心の叫び・・・)
ということで、飽きやすい食事に打ち勝つべく、味にメリハリを持たしてくれるお助けアイテムたちのご紹介。
(もちろん、塩分や糖分の食事制限がない場合のみですよ)
家族に頼むのもよいですが、味の好みがあるので事前に自分で用意する方が楽しみが増えていいですよ。
最初に…冷蔵庫を使うか使わないかが重要ポイント!
お助けアイテムを紹介する前に、まず決めておきたいのは冷蔵庫を使用するかどうか。
どこの病院でもおそらく冷蔵庫はテレビカードが必要なので使うとなると継続してお金がかかってきます。一週間くらいならまだしも、数ヶ月の入院だと冷蔵庫代だけでもバカにならなくなるので、入院時に使う必要があるかどうか、ちゃんと検討した方がいいと思います。
冷たい飲み物が飲みたい…とか、差し入れで要冷蔵のものをもらっちゃった!とかの場合などは衛生面からも冷蔵庫が必要ですが、季節が真冬だったりすると窓際に置いておくだけで、結構冷えた状態で保管できる事もあります。(もちろん自己判断&自己責任で)
私の場合は2ヶ月の入院&病院内もエアコンで涼しく、冷たい飲み物も必要なかったため、今回冷蔵庫は使わない事にしたので、なにか食品を持ち込むにしても常温保存できるものに限られました。
購入前や家族に頼む前に、必ず冷蔵不要の商品を選ぶか、パウチの使い切りタイプを選ぶように気をつけましょう。
ご飯のおともに
- ふりかけ
- ど定番ですが、これは必須です。味がいろいろ入ったタイプもいいですが、普段は買わないような、ちょっと贅沢なふりかけなどがあると、楽しみが増えていいですよ。
あと、嫌いじゃなければ、梅が入ったものとか、ちょっと刺激のある味だとメリハリがついておススメです。
梅ちりめんも人気らしい。。食べてみたい。 - お茶漬けのもと
- 病院にもよると思いますが、メニューに汁物がない日がぼちぼちあります。お味噌汁があったりすると、割と白米も進むのですが、おかずもパンチ不足でスープもない日は確実に米が残るので、そんな日は、最後にさっぱりとできるお茶漬けが便利! だいたいの病院には給湯室があって、お湯やお茶はもらえるようになっていると思うので、ご飯が余ったり、食が進まない時には、お茶漬けのもととお湯を入れてサラサラと・・・スープがわりにもなって、あっさり&さっぱり&ほっこりで最後まで食べれちゃいます。
もう、永谷園は必須になってしまっている私。わさび味がオススメ!
- 海苔
- 味付け海苔。もしくは韓国のりもオススメです。ごま油の香りが食欲をそそります。しょうゆがあるとまた嬉しいです。
- 冷蔵庫を使うなら
- 冷蔵庫を使う前提れあれば、もっと選択肢は広がります。ど定番の海苔の佃煮や、なめたけ。昆布の佃煮。私が欲しかったのは、とにかくパンチだったので、食べるラー油が欲しかったのですが、開封後は要冷蔵らしく今回は断念しました。
パンのおともに
パンにはだいたジャム&マーガリンかスライスチーズが付いてくるのですが、こちらもパターン化されているので、やっぱり飽きてきます。気軽に味変できるものがあれば朝から楽しみがあっていいですよ!
- チョコソース・ピーナツソース
- 甘いもの好きならやっぱりチョコ!給食で出て嬉しかった記憶が… 常温保存できる便利なチューブタイプや、個別パウチがあります。メーカーによっては、要冷蔵の商品もあるので、注意が必要。
- ピザソース・ケチャップ
- 朝食にチーズがでる場合はちょっとアレンジ!ケチャップやソースを塗ってからチーズをのせてトーストすると簡単にピザ風トーストができちゃいます。とろけるチーズじゃない普通のスライスチーズでも、ちゃんとトロッとなって美味しいですよ。こちらも用意するなら使い切りの個別パウチのものを。甘いパンに飽きたらオススメ。
- トーストスプレッド
- こちらも甘いパンに飽きたらオススメ。たまにはおかず系パンも食べたいところ。塗って焼くだけで気軽におかず系パンになっちゃうトーストスプレッドは、明太子やガーリック、バジルなどがあり、ちょっとパンチの効いた味が楽しめます。冷蔵不要なのもうれしいところ。
おかずのおともに
なんか味が物足りない。。そんな時に助かるお助け調味料
- 七味・一味
- ピリカラで食欲増進。ピリッとしまった味になって、メリハリUP!
- ガラムマサラ
- 以外と何にでもあうカレー味。食欲がない時も、カレー味になるだけで食べやすくなります。
- しょうゆ・ポン酢
- 味が足りない時にはやっぱり醤油。魚や肉どっちでもいけるし、白ご飯にも合うので、あると絶対便利。
- マヨネーズ・ケチャップ
- 病院食は和食が多いので、「洋」な味が欲しくなったら、やっぱりマヨネーズ! パンにも使えますね。
その2:入院生活に飽きないためのアイテム
生活に飽きないというのは食事と同じ、なるべくメリハリのある生活を送るという事。
検査などがない日は基本する事がないので、ダラっとしがちになりますが、毎日ルーティンでする事、習慣をつければ、入院生活にもハリがでて充実感が増します。
無理なくできる範囲でできそうな事を探してみてはいかがでしょうか。
ストレッチ・マッサージ
毎日ベッドの上だと、当然体力はどんどん落ちていきます。絶対安静じゃない場合、病状が悪くない場合は、もちろんお医者さんが許す範囲で、ストレッチを習慣化すると運動不足が軽減されます。退院後は子育てや仕事が待っている場合、なるべく早く普通の生活に戻りたいところ。
退院後に体力不足でヘトヘト…なんて事にならないように、できる範囲で運動不足にならないよう心がけたいですね。意外かもですが、手術後はできるだけ体を動かすようにした方が、回復が早いという事もあるようですよ。
私のように、切迫でもない、万が一の予防のための管理入院なんて場合は、安静にする必要もなく、逆に動かないと体重だけが増えちゃった!なんて事になりかねないので、ベッドの上や、デイルームでできる限り体を動かすようにしています。
ベッドの上や、椅子の座ってできちゃう運動のお助けアイテム
- ゴムチューブ・バンド
- 嵩張らず荷物にならないゴムチューブやバンドは手軽に持ち込みやすいのでオススメ。普段ストレッチをする習慣がない人でも、ひとつあれば、伸び縮みさせるだけで、上半身だけとか下半身だけとか気軽にストレッチできちゃいます。
- マッサージローラー・リンパマッサージグッズ
- ベッドの上でもゴロゴロしながら、気軽にできちゃうマッサージローラー。コンパクトなものが多いので、病院への持ち込みもラクラク。容態がよくない時など、ストレッチまで体を動かす事は難しくても、コロコロ転がすだけのマッサージなら簡単にリフレッシュできます。コロコロ以外にも、リンパを流すプレートや、ツボ押しなど、いろんなグッズがあるので、色々試して見るのも楽しいかも。
美容ケア
普段は仕事や子育てに追われて、なかなか自分に時間をかけることって難しいですよね。入院生活では余るくらい時間があるので、この機会に是非しっかり自分へのケアに時間を使ってみるのはいかがでしょうか? 出産後には家事や仕事に赤ちゃんのお世話が待っていて、時間も足りない、余裕もない、気づけばお肌も髪もボロボロ…あの時、時間がある時にやっとけばよかった。。。なんて後悔のないように、今のうちにビカビカ綺麗にしておけば、子育て中も気分よく過ごす事ができそうです。
- マスクシート・美容パックなど
- 人に見られたらちょっと恥ずかしいマスクやパックですが、就寝前になると看護師さんが来ることもなく静かに過ごせる時間があります。タイミングを見計らえば、こっそりパックも全然可能ですよ。妊娠中はホルモンバランスのせいか、肌トラブルが起こりやすいので刺激になる事は避けたいですが、お肌の調子がよければ、スペシャルケアとして贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
- フェイス&ムダ毛ケア
- 入院中でもムダ毛の成長は止まってくれません。シャワーのタイミングなどでカミソリでケアもできますが、毛抜きをつかって入念にケアする事もオススメです。入院中は基本、お化粧をする事がなくすっぴんで過ごすので、鏡を見る回数が圧倒的に普段より減ります。ある朝、鏡をみてびっくり、眉毛がボーボー!なんて事もしばしば。せっかく時間があるのだから、鏡をいっぱいみて、ベースとなる素顔や素肌にもたっぷり時間をかけてケアしてみては如何でしょうか。
フェイスケアにはマッサージがおすすめ。血行を促進しながら、肌がすっきりとしたラインになるんだとか!
- ハンドケア・ネイルケア
- ネイルケアといっても、ジェルやマニキュアなどは入院中はNGな事が多いと思います。爪の長さも、妊娠中は予定外の緊急手術!なんて事もありえる話なので、日頃から短くきっておく方が安心だし、出産後は赤ちゃんのお世話のため、短く清潔にしておく事が基本だと思われます。
ただ、爪の長さは短くとも、甘皮の処理をしたり、ヤスリでピカピカに磨いたり、ハンドクリームで保湿するだけでも、普段とは全然ちがってくると思うので、この機会に入念にチェック&ケアしてみてはどうでしょう。
- ボディケア
- 妊娠中のボディケアといえば妊娠線を気にされてケアしている妊婦さんは多いと思います。が、妊娠線だけでなく、入院中に気になるのは病院内の乾燥。病院内は24時間エアコンで空調管理されているので、とにかく乾燥します。お腹だけじゃなく、手足もしっかり保湿ケアをしないと、気がつけばカサカサになってたり。
香りがついたものなどを選べば、リフレッシュにもなって入院中でも贅沢な時間を過ごせます。かかとのカサカサなど前々から気になっていた場所をじっくりケアしてみてもいいかもしれません。
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- ヘアケア
- 入院中は髪の毛をセットする事がないので、髪の毛は、ちょっとボサつき気味になりがち。髪を束ねたり、洗い流さないタイプのトリートメントを使って整えるのもアリですが、ヘアブラシにこだわってみるのもオススメです。入院中はシャワーが思った時間に入れなかりする事もあるのですが、そんな時でもブラシでブラッシングするだけでもとってもスッキリして気持ちがいいんです。頭皮のマッサージ効果のあるものを使えばよりリフレッシュできますよ。
短期間だから、ブラシは適当なものでいっかーと簡易的なもので済まさずに、是非、普段使っているものや、使っていて気持ちのいいものを使ってみてください。小さな事ですが、ちょっとした事が生活には大事なんだなーと私は気づかされましたよ。
スペシャルケアとして、頭皮マッサージャー(ヘッドスパ)を取り入れて見るものアリかもしれません。コンパクトだから持ち運びも問題ないし、体のマッサージに使えるものもあるのでオススメです。
癒し
以外と持ってきてよかったなーと思っているのが、こちらのアロマミスト。
旅行先などに使おうと思って買っていた、MARKS&WEBのインドアハーバルスプレー(ペパーミント/ローズマリー)です。
室内用の芳香スプレーで、空気をリフレッシュし、匂いを抑えるというこちらのスプレー。車内やペットの気になる匂いになどに使えます。病院内は特に何か気になる匂いがあるわけではないですが、ベッドメイキングが週に一度なので、枕の匂いが気になった時や、眠れない夜など、ちょっとした気分転換にシュシュッとすると、とってもリフレッシュされて気分がスッキリしていい感じです。
アロマプレートを持ち込むのもありだと思いますが、携帯しやすいスプレータイプのものがあると、気になった時に気軽に使えるので便利ですよ。
入院中の家族や友人へのプレゼントにもおすすめです。
学習
せっかく時間があるのなら、ただ「暇つぶし」するだけじゃ勿体ない!という向上心の高い方は、学習をおすすめします。
前々から気になっていた事があるなら、それに挑戦するもよし! なければ本屋さんなどに行けば、興味のわくものが色々見つかるはずです。私の場合は、とりあえず、前から購入していたものの、全然出来ていなかった文字の練習帳を持参して、時間がある時にコツコツと進めています。
あと、できれば英語も学習したい。他にも、資金運用の事を知りたいとか、やりたかった事、知りたかった事はいっぱいあったので、何から始めるか。。という感じです。
何か、資格に繋がる事を勉強したい!など明確な目標があれば、もっと有意義な時間を過ごす事ができそうですね。
まとめ
充実した入院生活を送る、といっても場所が場所なので、大きな事はできませんが、1日の中でのルーティンをちょっとずつこだわる事で充実感を得る事ができる事を知りました。入院中だから仕方ない、これくらいは我慢しよう、となんでも最低限で生活していると、ちょっとしたストレスを溜め込むことに繋がります。
ただでさえ、慣れない環境で、制限のある生活をしている訳ですから、できる限りで、ちょっとした楽しみや自分にプラスになる事を取り入れてストレスを解消しないと長期入院には打ち勝てません!
私もあと1ヶ月。こんな時間、もう一生体験する事はないかもしれないので、有意義な時間になるよう色々挑戦してみたいと思っています。