キャンプの時のお楽しみといえば…
しっぽり夜空をみあげながらの焚き火 とか
まだ薄暗い朝に飲むコーヒー とか
独身の頃は優雅に楽しんでおりました。
ところが、、幼児を連れてのキャンプはリラックスとは程遠く、、
常にわちゃわちゃ、危ない目に合わないか目を光らせ、時に叱り、食べ物をせがまれ、、
それはまぁ、今までのキャンプとは全くの別物となりました。
自分が楽しむのはひとまず置いといて、子供が楽しんでいる姿を見守るキャンプ。
親にとっても子供にとっても今しかない経験ですね。
とっても楽しいけど、同じくらいとっても疲れる。といったところでしょうか。
気持ちだけじゃなく、キャンプのスタイル自体もファミリー仕様へと少々変化中。
荷物が増えるから、なるべくオートキャンプを選ぶようになったし。
夕食もなるべく早めに済ませるように段取りを考えなくちゃいけない。
朝ごはんも4人分つくるから、それはそれは忙しい朝なのです。
朝ごはんはホットサンドがみんな大好きで楽しみにしているので作るのが恒例になっています。
朝から炭をおこすのも面倒なので、ガスコンロやバナーで済ますのですが、
一個一個具材を挟んで焼くのを4回繰り替えす。
それに加え、
スープを作って
果物を用意して
コーヒーを入れる。
一個のコンロで。
(たまにバーナーも使うけど、子供がいると危ないので極力使わないようにしています。)
二人の子供を見ながら。
(旦那は朝起きてこない。9時まで絶対起きない。)
キャンプにきてまで、イライラしたくないのに、イライラしてくる悲しさ。。
みんなが食べ終わって、さぁ今から何しよう? となってる時に、疲れ切っている自分。
この悲しさをちょっとでも回避するため、まずは道具から!と、各ツールの見直しをしようと思ったのです。
まずはネックであったコーヒーのドリップからと見つけた、最適なお助けアイテムを今回購入してみたのでご紹介したいと思います。
チタンカフェプレス3カップ / snow peak(スノーピーク)
価格: ¥5,918 (税込)
メーカーHP snow peak(スノーピーク)
コーヒープレスです。一般的にはフレンチプレスというかな。
今まで我が家は、ドリップでコーヒーをいれていました。
ポーレックスのコーヒーミルとユニフレームのドリッパー(コーヒーバネット)のセットです。
どちらもど定番ですね。キャンプを始めてからずっとこれでドリップしてたのですが、
お湯を沸かす
ミルで引く
ドリップする
この家ならなんてことない作業。
普通のキャンプだとなるべく荷物を少なくしたいが制限されるので、コーヒーポットや、コーヒーサーバーを省くのですが、これがない事によって普段の入れ方ができない。
少ない装備で普段よりコーヒーを淹れるという事は、普段より集中力が必要になる。
子供2人いて、集中する事ができるか? 答えはできません。
そして、うまく入れられない事による苛立ちとともに、時間のロスともなるというわけです。
グランピングみたいに、フル装備でキャンプできればいいんですけど、家の車がそんなに大きくないので、そんなのは夢のまた夢。
なので、今回コーヒーの入れ方自体を見直して見る事にした。
家でもたまに登場するフレンチプレス。
お湯を入れたら放置でいいので、忙しい朝に重宝している。
これをキャンプにも取り入れて、朝の準備を大幅短縮しようと思ったのです。
家のはボダム社のガラス製のものだったので、キャンプには持っていけないので
プラスチック製はないかと検索したところ、こちらの商品を発見。
チタン製で、このままお湯を沸かせるとのこと。
これなら、ポットがわりにもなるし、軽いし割れないしいいかも!とおもって、悩んだ末購入に至りました。(価格がまぁまぁするので悩んだ…)
スノーピーク カフェプレスのいいところ
- このままお湯が沸かせるので、他に器具が必要ない
- チタン製で軽くて丈夫!
- フタが立つから、置き場所に困らない
- フィルターが細かいので、微粉が少なく抽出できる
- 使わなくなったとしてもポットとして二次利用できちゃう
スノーピーク カフェプレスの仕様・サイズ
スノーピークオフィシャルサイトより抜粋。
サイズ | φ82×140(h)mm |
---|---|
重量 | 200g |
セット内容 | カフェプレス3カップ本体、メッシュ収納ケース |
材料 | ポット・フタ/チタニウム、プレス部/ステンレススチール、ツマミ/エラストマー樹脂 |
同社のステンレンス製パーコレーターが820gなので、軽さは歴然。
大きさもスノーピークのチタンシングルマグ 450を縦を2倍に伸ばした感じ。
ちなみにこのチタンシングルマグ 450とカフェプレスは途中まで(取っ手のパーツ部分まで)スタッキングが可能なようです。
カフェプレスの中に豆をいれて、コーヒーセットととして持ち歩くのも嵩張らずいいですね。
軽量のチタンですので、キャンプはもちろん山用ギアとしても最適です。
スノーピーク カフェプレス 微粉が多いとのレビューがあるが、実際のところは?? 使用感をレビュー
Amazonでレビューをみると、一番多いのが「微粉(豆カス)が多い」との口コミ。
プレス式だとドリップとちがって、ある程度の微粉が混じるもの。
この商品は、それが特におおく、ろ過機能が甘いとのことだった。
そして逆の意見も発見。
「逆に濾過の性能が良すぎるから、圧力がフィルターの外に逃げて微粉が一緒に漏れるのでは」とのこと。
時間をかけゆっくりプレスすれば他製品よりもむしろ高機能なのでは?とのご意見。
迷った挙句、比較したい商品もなかったのんで、このレビューを信じて購入してみることにしました。
本当に不出来なのか? 問題のフィルターはこんな感じ!
問題のフィルター。開けたみて確認した瞬間、「ん?」となったこのフィルター。
保護フィルムか何かとおもったら、フィルターの一部でした。
メッシュ?とも言えないような、フィルターというよりフィルムといった感じ。
確かにこれだと細かすぎて、お湯とともに粉が逃げちゃうだろうな、と思いました。




これ、フタが立つんです。
この地味な気遣い。さすがスノーピークさん。
カフェプレスでいよいよ抽出! どんな味? 使い勝手は?
今回は家で淹れるので、お湯を沸かすのはなしでボダム同様、普段通りのフレンチプレスの入れ方で淹れて見ることにしました。




お湯を注いで待つこと4分。
レビューの注意点にならって、ゆっくり時間をかけてプレスします。
粉が漏れないようにイメージしながら。。。
いざ、カップへ!
お?
全然粉出てなくない?
お味も、プレスらしいガツンとした豆のダイレクトな味わい。
ガツンなんだけどしつこくない感じ。
これは…イケる!
少なくとも、時間短縮を理由に購入した割にはいいものを手に入れました。
ニヤニヤとまらん。
プレスに飽きたら、改良してポットにできちゃう発展系ギアだった
色々調べてたら、YouTubeにこんな動画。
パーツをバラしてプレスがポットのフタに変身!
これならドリップでコーヒーが飲みたいってなった時にもポットとして活躍してくれますね。
結構いいお値段するし、〇〇専用な道具はものが増える原因になって好きではないので、「他にも利用方法がある」というのは私にとっては結構惹かれるポイントだったりする。
ただ、形状的に熱効率は良くないと思うので、あくまでも「おまけ」的な二次的要素ではあるのだけど。
カフェプレスのデメリットやイマイチな点
コーヒー豆が美味しくないと美味しくない
プレス式という抽出方法に言える事。それは豆が美味しくないと美味しくないという事。
豆の味をダイレクトに抽出するため、豆自体の質が味を左右します。
豆のもつアロマやオイル成分までも味わえる抽出方法なので、スペシャリティコーヒーなどに最適な抽出方法なんですね。
安い豆しか手に入らない場合は、ドリップの方が美味しく抽出できると思います。
お湯を沸かすのには熱効率が良くない
この縦長の形状をみればわかると思いますが、熱伝導のよいチタンといえど、熱源があたる面積が小さいので熱効率が悪くお湯を沸かすに少々時間を要します。
キャンプなら、別の容器で沸かしたり、コンロの火力を使うなど、対策はできますが、登山の場合は、ガスバーナーやアルコールバーナーを使う事がおおいと思うので、貴重な燃料を無駄なく使いたい為、熱効率は結構重要かと思います。
一人分ならそこまで気にならないかもですが、二人分の場合は、クッカーで沸かす等した方がいいかもしれません。
総評
フタが立つという気の利かせ方がキャンプ用としてしっかり考えられている感じがして好き。
ポットとしても利用できるという二次的要素も購入ポイントの一つかと思います。
そして実用的でありながら、ちゃんと美味しい事。
(ただし豆自体が美味しい豆である場合に限る)
それさえクリアできれば、キャンプで淹れるコーヒーはプレスが定番でいいのではと思った。
バーコレーダーとか使った事ないから知らんけど。
手間と美味しさのバランスがいい。といったところ。
関連商品
他にもキャンプでコーヒーを淹れるグッズは色んな会社から出ています。
雰囲気重視で荷物上等で挑むキャンプか、はたまた機能重視でスマートキャンプか。
余裕があるのならば、両方!
シーンによって使い分けれたら最高ですなぁ。通ですなぁ。
カッテニ!セレクト
見た目もGOOD!なキャンプに最適なドリッパー
ソロキャンプや山登りには最小サイズのドリッパーがおすすめ
本格的に味わうなら絶対欲しいミルとコーヒーポット
ミルの形状はほぼ同じ。でもグラインダー部分が違ったり、デザインも微妙に違うんです。