消しゴム徹底研究!6B鉛筆を消せる消しゴム探し。MONOより消える?定番6種を比較してみた結果

子供の学習に必要不可欠なドリル。
年少さんになる3-4歳頃から徐々にドリルを使っての家庭学習を始めるご家庭が多いのではないでしょうか?
わが家でも、文字に興味を持ち始めた4歳前くらいから、義母にくもんのドリルをプレゼントされたことをきっかけに家庭学習を開始し、ひらがな、カタカナ、すうじ、アルファベットなどのドリルをちょっとずつやってきたのですが、このドリルをもうすぐ4歳になるワカメにも使いまわせたらなーと思い始めました。
ちょっとしか書いてないのもあるので、捨てちゃうのももったいないなーとも思い、時間のある時に消しゴムで消してみようかと思いたったのです。

はじめてみてわかったのが、幼児の文字といえど6Bの鉛筆で書いた文字が簡単に消えないという事。
どうしても跡が残ってしまうんですね。
ずっと使っていたのは何気なく100均で買った2個入りのMONOの消しゴム
消しゴムといえばMONOが定番だと思ったし特に不満に感じる事もなく、「消しゴムなんてこんなもん」と思って、使い続けていたのですが、使いきったタイミングで、「もっと消える消しゴムが実はあるんじゃないの?」と思いはじめ、なくなったら別のものを買ってみようと思ったわけです。

そこでいつもどおりの鬼検索開始。

調べてみると、消しゴムも色々種類があって興味深かったので、色々比較して試してみたい欲求が出てきてしまいました。

同じく比較をされているブログなどを見て、気になった消しゴム6つをヨドバシカメラで注文。
6Bの鉛筆に負けない力をもった消しゴムが果たして見つかるか、くもんのドリルを使って比較してみました!

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MONOの使い心地

比較対象のベースになるMONOの消しゴムの使用感ですが、消し心地は普通。硬過ぎず柔らか過ぎず本当に普通。比較対象がないため、消しゴムってこんなもんという感じなのですが、不満としては消しカスが細かくて、やたら紙に残る感じがする、という点。
払ってもも払っても細かいサラサラしたものが紙に残ってる感じがするのです。そして6Bで書いた文字は完全に消えません。

はじめに・・・消しゴムにはOEM商品が多数あって、違う名前でも中身は同じという商品がいくつかあるいう事実

OEMは簡単に説明すると、違うブランドや商品名(メーカー)なのに、製造業者が実は同じという商品のこと。
中身は同じものだけど、ラベルが違うという感じでしょうか。
私が調べた限り、消しゴムでもOEMがあって、

トンボ鉛筆のMONOとSEEDのRadarは株式会社シードが作っていて同じ製品である、
PILOTのフォームイレーザーとサクラクレパスのフォームイレーザーW、Arch(アーチ)はラビット株式会社が作っていて同じ製品であるという情報。

口コミで調べてみると、使用感が違うという情報もありましたが、それは消しゴムの劣化の問題ではないかと指摘されておりました。
なんでも消しゴムって劣化が早いらしく、保存期間が長い商品だと使用感が変わってくるのだとか。
同じ製品を比較してもしょうがないので今回はOEMと言われているものの場合は中から1個だけ選んで購入しました。

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ネットの口コミは、使う人の消し方、年齢や用途、鉛筆の種類など左右されやすい

消しゴムを比較するにあたって、いろんな比較サイトを見たのですが、どれも正直、偏りがある印象を受けました。
というのも、使う人の年齢によって力加減も違えば、使う筆記用具も紙も違う。製図で使う場合や、シャーペンなのか濃い鉛筆なのか、ノートなのか”ざらばん紙”なのかなどなど、消しゴムを使うシーンは年齢によって人もそれぞれ多種多様なので、一概にこれが一番!といえないということです。
実際、一番のおすすめとされる消しゴムはかなりバラツキがあり、結局どれがいいのか分からなかったという感じです。
今回私は6Bの鉛筆を消すことを目的にはしていますが、子供用としての消しゴムではなく、あくまで大人が使う事前提で選んでいますので、子供が使う場合の参考にはならないと思います。

今回購入した6種類の消しゴムたち

Campus(キャンパス) 小学生用消しゴム(2B)
KOKUYO(コクヨ)
Ain(アイン)かるく消せる ブラック
Pentel(ぺんてる)
Rader(レーダー)
SEED(シード)
FOAM ERASER(フォームイレーザー)
PILOT(パイロット)
AIR-IN(エアイン)
PLUS(プラス)
W AIR-IN(ダブルエアイン)
PLUS(プラス)

どれもよく消えるという口コミの多かったものを集めました。
小学生用の消しゴムはもっと種類があったのですが、今回は小学生が使うという縛りなしで比較したかったので、評判のよかった一種類だけをチョイス。OEMと言われているものは、一種類だけ用意しました。

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いざ比較!くもんのドリルをいつも通り消して見た

Campus(キャンパス) 小学生用消しゴム(2B)

まずは、2B用の小学生用消しゴム。小学校は2B指定なところが多いようなのですが、今回は6Bに太刀打ちできるかどうか!

  • 消し心地 ★★★★☆
  • 消しゴムカス ★★★★★
  • 消字性能 ★★★☆☆

まとまるくんを思い出す使い心地。柔らかくて、消しゴムカスもまとまってできる。「濃い鉛筆用」とパッケージに書いてあるものの、6Bが完全に消える事はありませんでした。

Ain(アイン)かるく消せる ブラック

  • 消し心地 ★★★☆☆
  • 消しゴムカス ★★★☆☆
  • 消字性能 ★★★☆☆

口コミで評判が良かったアインの消しゴム。使った印象としては、「ふつう」。なんというか、あまり特徴を感じられなかったという感じです。どちらかというと固めの消しごこち。

Rader(レーダー)

  • 消し心地 ★★★☆☆
  • 消しゴムカス ★★☆☆☆
  • 消字性能 ★★★☆☆

MONOと同じという話でしたが、消し心地や消しゴムカスの感じは全然違いました。これ本当に劣化の問題なのでしょうか。。 使い心地としては粘りがあるというか、柔らかいんだけど、こするのに力がいる印象。使い始めは、お!よく消えるなぁと思ったのですが、角がなくなったあたりから、急に重たく感じはじめました。

FOAM ERASER(フォームイレーザー)

  • 消し心地 ★★★★☆
  • 消しゴムカス ★★☆☆☆
  • 消字性能 ★★★★☆

一番特徴があったのが、こちら。他のものより一番硬めで、消してる音もサラサラーという感じです。
硬めだからか、紙との抵抗が少なく軽い消し心地。かといって消しゴムカスがパラパラする事もない。バランスのよい消しゴムだと感じました。

AIR-IN(エアイン)

  • 消し心地 ★★★☆☆
  • 消しゴムカス ★★★★☆
  • 消字性能 ★★★★☆

やや柔らかめ。よく消える印象だけど、ちょっと重い感じがする使い心地。

W AIR-IN(ダブルエアイン)

  • 消し心地 ★★★★☆
  • 消しゴムカス ★★★★☆
  • 消字性能 ★★★☆☆

AIR-IN(エアイン)と何が違うのか比較したくて購入したこちら。AIR-IN(エアイン)より少し硬めな使い心地。エアー入りカプセルパウダーが入ってさらによく消える!とホームページにはありましたが、正直大きな違いは感じられず。。カラフルなスティック形状の商品が人気のようですが、今回は細いものは用途として使いにくいと思ったので、普通の形状のものを購入。

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結果

6B鉛筆の文字がよく消えるのは??

正直、どれも大差がなかった。という残念な結論に至りました。
完全に跡形もなくスッキリきれいなった消しゴムはゼロ。すべてうっすら残ります。そういう意味でも、どれも変わらないという結論です。残念です。

使い心地

使っていて消す作業が楽だなーと感じたものは以下の順番

  1. AIR-IN(エアイン)
  2. W AIR-IN(ダブルエアイン)
  3. FOAM ERASER(フォームイレーザー)
  4. Campus(キャンパス) 小学生用消しゴム(2B)
  5. Rader(レーダー)
  6. Ain(アイン)かるく消せる ブラック

柔らか過ぎても、抵抗があり過ぎて消しにくいし、硬すぎても表面だけこすっているような感覚で消してる感が薄いというか。
結局は好みとバランスなんだと思います。
いろんなサイトで調べてみて、それぞれおススメが違うという点も納得できました。
ただ、これだけは言える事。
100円均一で買ったMONOの消しゴムよりどれもよかったという点。MONOとRaderが同じ商品とは俄かに信じがたいくらい、品質に差があるように感じられました。
消しゴムカスが紙に残る感じも全然違う。
これは100均の問題なのかMONO自体の品質なのか、はたまた保管の問題なのかはわかりません。

減り方・コスパ

消しゴムの出方にはそれぞれ個性があって、それは当然減り方にも影響するようです。
同じ量を消した後、それぞれの減り方をみてみました。


同じように見えるかもですが、Raderは早く減ってる感じがしました。逆にAinは減りが遅い気がします。Campus(キャンパス) 小学生用消しゴム(2B)も消しカスがまとまりやすいが故なのか、やや減りが早い印象です。
金額は以下上から高いもの順。

  1. W AIR-IN(ダブルエアイン) ¥99
  2. Campus(キャンパス) 小学生用消しゴム(2B) ¥93
  3. FOAM ERASER(フォームイレーザー) ¥59
  4. Ain(アイン)かるく消せる ブラック ¥58
  5. Rader(レーダー) ¥42
  6. AIR-IN(エアイン) ¥41

そもそもサイズが違うので、値段的にはどれも同じくらいかなという感じ。もっと高いものを買えば違うかは謎ですが、今回は同じレベルのもので比較したかったので、値段の高いものなどはあえて比較対象にいれていません。

デザイン

性能はもちろんですが、個人的には見た目のデザインもやっぱり大事! たかが消しゴムですが、毎日使うものだからこそ見た目にこだわりたいんです。
というわけで自分の筆箱にいれておくなら断然Raderです。国産文具らしからぬデザイン性。カラー違いも販売されていて面白いです。
MONOも飽きないデザインで結構好きですが、やや男性的な印象かなと思います。

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まとめ

結果的に6Bが劇的に消える消しゴムに出会えなかった事は残念だったのですが、消しゴムにこんなに個性があったとは知らなかったので、色々試してみて楽しむ事ができました。
消耗品ですし、値段もお安いので、気になる消しゴムがあったらどんどん試してみて、自分のお気に入りを探すことをお勧めします。
使用感は個人差が大きいことがよく分かりましたので、人の口コミはあまり当てにならないという結論に至りました。

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