妊娠中の管理入院生活、約2ヶ月間を綴ります|1日の過ごし方編

入院生活が一週間経過。

私の場合、管理入院といっても、何か今現在の妊娠過程で問題がある訳ではなく、何かあった場合に致命的にな問題になる為、万が一に備えて病院にいればすぐに対処できるから入院してね、といった意味での入院です。
赤ちゃんの発育不良や、高血圧や、産兆候、多胎妊娠とか管理入院になる場合には他にも理由は様々。

私は、万が一がやばいだけで、現状何も問題ないため、入院中の生活は特に何か制約があるわけでもなく、病院にいとけばいいだけ。状態なので、とにかく暇でございます。
そんな基本暇なだけの入院が参考になるかわかりませんが、入院生活の1日をご紹介したいと思います。

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入院中の病院での過ごし方 タイムスケジュールはこんな感じ

朝|

6:00 起床
赤ちゃんの心音確認(約5分間)
8:00 朝食
8:30 回診(特になにもない)
10:00 ノンストレステスト(NST) (約20分間)
赤ちゃんの心拍や子宮の張りをグラフ化して確認
11:00 シャワーあびたり

昼|

12:00 昼ごはん
16:00 こどもとビデオ通話

夜|

18:00 夜ごはん
19:30 こどもとビデオ通話
21:00 赤ちゃんの心音確認(5分くらい)
22:00 消灯 就寝

1日終了…

週1回のエコーと、2週間に1回の妊婦健診はあるのですが、その日以外はほぼこんな感じ。
空いている時間は、仕事したり、ストレッチしたり、寝たり。。
自由なんですが、荷物もそこまで持ってきていないので、やる事は結構限られます。
快適な独房生活とでもいいますか。

そりゃ、Wifiの1日3GB制限も簡単に超えてしまうわけです。

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入院中の部屋

なんせ入院期間が2カ月と長いので、個室や2人部屋などは考えず、追加料金がかからない大部屋を選択。
ちなみに個室は15,000円/1日、2人部屋は10,000円/1日です。
個室はシャワーとトイレが部屋にありますが、2人部屋からは全部外にあります。

部屋の広さ

大部屋はカーテンで仕切られた3m×3mくらいのスペースにベッドとテレビ付き収納台があるだけ。今回入ったのは4人部屋ですが、3人のお部屋もあるようです。
運良く窓際に入れたので、気分的にはだいぶマシな環境ではあります。外が見えるだけで天気がわかるし開放感があるので、ストレスが軽減されます。窓側にものを置いたり、タオルを掛けておけるし。
もしかしたら長期入院ゆえの計らいがあったのかもしれません。病院によっては窓際指定に追加料金をとるところもあるそうです。
窓際じゃなかったらきつかったなぁ。。しみじみ

あ、持ち物編にも書きましたが、運良く部屋が窓際になった場合は、日焼け止めが必須です!
入院準備・持ち物編
方角や季節にもよりますが、窓からの日差しが以外ときついので、紫外線めっちゃ気になります。特に産前産後はシミが増えるので、ケアするに越した事ありません。
ただ、窓際になるかどうかは、入院してみないと分からないと思うので、後から家族に用意してもらっても遅くないと思います。

環境

カーテンで仕切られているだけなので、周りの生活音がとにかくまる聞こえです。寝息だったり、先生や看護師さんとの会話。ドライヤーの音から、何かを食べる音など。
みなさん多分気まずいのか、意識的に顔を合わさないようにしているので、歯磨きやトイレに行くときなどカーテンから出るタイミングをずらしていて、それが暗黙のルールのようになっていました。
なので、まったく顔を合わすこともなく何週間も同じ部屋で過ごすという奇妙な環境ができております。

会話が嫌でも聞こえてくるので、「あぁ、双子ちゃんを出産されるんだ」とか「切迫早産で入院中なのね」となんとなく状況がわかってしまったりして、想像だけが膨らむ膨らむ。

妊娠の週数もみなさんそれぞれなので、36週でもういつ生まれても大丈夫な人から、私みたいな長期入院も同じ病室なので、途中で退院されたり、分娩ともなれば部屋移動があったりと、妊婦さんの入れ替わりも結構多いかと思います。

入院中のルール

消灯時間

起床と就寝時間は決まっているので、時間になれば電気がついたり、夜は完全に真っ暗になります。
今回私が入院した病院に手元灯みたいなものはなかったので、夜は寝るしかなく。。眠れない時はスマホをベッドの上でコソコソみたりして、やり過ごしておりました。

携帯の使用

個室でない限り、部屋での会話はNG。
デイルームという誰でも過ごせる休憩場所があるので、携帯での会話はそこだけOKでした。みなさんビデオ通話もそこでしていて、「みんな色々事情があるんだなぁ。。」となんだかシミジミしたり、ほっこりしたり。

私はカツオとSkyPhoneというアプリでビデオ通話を毎日していました。
SkyPhoneはインターネット環境があれば通話できるアプリです。
電話番号の登録が不要で、アプリを入れるだけで通話が可能になるので、現在使っていないスマホなどでも通話が可能になるという大変便利なアプリ。

家電がない場合、まだ子供に携帯を持たすのは早いなーという場合でも、お留守番の時などはちょっと心配だったりするので、子供と気軽に連絡がとれる電話が家に一台あれば安心ですよね。かといって、そのためだけに月々の契約をするのも勿体無い。そんな時にぴったりのアプリです。

わが家では今回の私の入院をきっかけに、子どもたちの、特に小学生になるカツオが不安に感じる事のないよう、いつでも私と気軽に話ができれば、ちょっとは心の負担がマシになるかなぁと思い、導入してみました。

結果、初日からの鬼電!笑
何回、病室とデイルームを往復した事か。。^^;

携帯を使えるー!という、おもちゃ感覚で、面白半分にかけてきている印象はありますが、それでも導入してよかったなぁと思います。
私自身も子どもたちを身近に感じられて、毎日の電話に癒されておりました。

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シャワーの使用

シャワーは予約制で、朝にその日の予約ができるシステムになっていました。
システムといっても、シャワールームに記入用の紙が置いてあって、入りたい時間に名前を書くだけなのですが。シャワールームは3室あって、一時間ごとで予約を入れます。
夜まで入れるのですが、看護師さん曰く、シャワーで気分が悪くなったりする妊婦さんもいるらしく、夜勤は人手が少なくなるから、できれば17時までに入ってもらえた方が安全。との事でした。確かに夜と土日は明らかに人手が少なくなり、病院も静かになるので、何かあったら不安だなーと感じた事があります。

テレビはイヤホンを使用

当たり前ですが、個室でもない限り、個人的な音は出すべからず。テレビを見る場合もイヤホンが必須です。病院内にも自販機があって買えるようになっていますが、普段使っているものを持参した方がいいかもしれません。
ただ、テレビは完全アナログ式な感じなので、Bluetooth(ブルートゥース)のイヤホンだと接続できない可能性がありますので注意が必要です。テレビの上にはDVDプレーヤーもついていて、DVDを持参すれば見れそうです。
レンタルサービスを利用できる病院もあるらしいので、宅配サービスなど、何ができてできないのかは看護師さんに色々聞いて見るといいと思います。

食事について

食事の時間は、朝食 8:00、昼食 12:00、夕食 18:00と決まっていて、看護師さんが持ってきてくれます。食事が済めば、下げ棚が廊下にあるので、自分で動ける人は自分で持っていきます。今回の病院ではお箸やスプーンはメニューに合わせて用意されていますが、病院によっては持参しといた方がいい場合もあるようですね。
朝はパンで、ロールパンや食パンが日替わりで出てきます。給湯室にトースターとレンジがあるので、トーストにする事も可能。私は毎回トーストしにいっているのですが、みなさん面倒なのか、他の人が使っているところを見たことがありません。私がこだわりすぎなのかしら…汗

今回の病院では、昼食は週毎に選択メニューがあって、2つのメニューから選択する事ができます。だいたい魚か肉かという感じですが、だいたい魚の場合は和食で、肉の場合は洋食な感じなので、夜のメニューを見て選ぶとバランスよく楽しめます。選べるっていうだけで、こんなに嬉しいものなのかと気づかされました。

おわりに

ざっと書きましたが、細かい決まりは違えど、どこの病院も似たようなものかと思います。
起床時間や就寝時間、食事の時間は普段より早いので嫌でも規則正しい生活にはなりますが、何分仕事がない時はとても暇なので、うっかり食事後に昼寝をしちゃったりすると、寝すぎて夜に眠れない。。でも真っ暗だから何もできない。。なんて事があったりします。
なるべく、自分ルールや1日の予定を作って、忙しくしておくくらいの方がペースが乱れずいいかもしれません。出産&退院後の生活にスムーズに戻るためにも、ゆっくりしすぎると痛み目みそうです。
とはいえ、きっと今後の人生でこんな状態(健康)での長期入院はないと思うので、暇な時間も楽しみつつ充実した2ヶ月間を過ごせていけたらと思います。